ヒューテックノオリン(9056 東証二部)

2013/12/06

冷蔵倉庫及びトラック輸送によるコールドチェーン物流を担う
物流センター新増設投資が奏功し14/3 期、15/3 期は連続増益が予想される

業種:陸運業
アナリスト:高坂茂樹

◆事業内容
・ヒューテックノオリン(以下、同社)は、冷凍食品メーカーや問屋の貨物を 冷蔵倉庫で保管し、保冷トラックで共同配送するコールドチェーンを全国 展開している。
・保管型物流センターのみならず、小売業向けの通過型物流センター運 営、金融機関向け警備輸送等の業務も併営している。また連結子会社 ヘルティーでは、病院向けリネンサービス等を営んでいる。

◆14 年3 月期上期実績
・14/3 期第2 四半期累計決算は営業収益190.1 億円(前年同期比5.1% 増、期初同社予想達成率101.7%)、営業利益9.2 億円(同順で4.3%増、 94.2%)、純利益5.3 憶円(同順で2.0%増、95.7%)であった。
・12/3 期末から13/3 期中に稼働した移設及び増設を含む5 カ所の店所が 貢献して同社としては比較的高い増収率となり、動力燃料費の単価上昇 や減価償却費の増加を吸収して増益を達成した。

◆14 年3 月期予想
・同社は通期業績予想について、営業収益を期初予想から550 百万円引 き上げる(期初予想比1.5%増)一方、営業利益は150 百万円引き下げ た(同6.4%減)。
・新設店所の安定稼働や新規取引口座の獲得により増収に自信を見せる 一方で、協力会社車両、臨時作業員等の単価上昇、外注費増加を懸念 している。

◆証券リサーチセンターの業績見通し
・証券リサーチセンターでは、14/3 期について前回予想から営業収益を上 方修正する一方、利益面は据え置いた。経費増は前回から織り込んで いたが、増収ペースは当センターの想定を上回るものであった。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。