鉄人化計画(2404 東証マザーズ)
2013/12/06
業界中堅のカラオケルーム運営会社
オリジナル楽曲提供を強みにメジャーレーベルの原盤楽曲及び映像配信をスタート
業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎
◆業界中堅のカラオケルーム運営会社でオリジナル楽曲に強み
・鉄人化計画(以下、同社)はカラオケルーム運営を主力事業に、カフェや アミューズメント施設の運営、モバイル会員向けのコンテンツ配信を行な い、アニメなど自社開発のオリジナル楽曲の提供に強み。
◆13/8 期は競争激化と韓国子会社の費用先行で35%営業減益
・13/8 期決算は売上高が前期比6.9%増の100.0 億円、営業利益は同 35.0%減の3.4 億円であった。カラオケルームの出店効果で増収となるも、 競争激化でカラオケルームの既存店が苦戦したうえ、韓国子会社の立ち 上げ費用先行で営業減益となった。
◆14/8 期の同社予想は46.5%営業増益
・14/8 期について、同社は売上高が前期比5.0%増の105.0 億円、営業利 益は同46.5%増の5.0 億円を見込んでいる。カラオケルームの出店投資 を控え、オリジナル楽曲提供やメジャーレーベルの原盤楽曲及び映像配 信で差別化を図り、ユーザーの取り込みで利益重視の経営姿勢に転換 した。
・証券リサーチセンターは、カラオケルーム出店計画の見直しを受けて業 績予想を修正し、14/8 期は売上高が110.6 億円→106.2 億円(前期比 6.2%増)、営業利益は5.2 億円→4.8 億円(同38.7%増)に減額した。
◆今期予想基準PER は割安感に乏しい水準
・同業他社比較において、現在の株価水準は今期予想基準配当利回り に魅力を感じるものの、今期予想基準PER は割安感に乏しい水準と考 えられる。
一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。