ジェイグループホールディングス(3063 東証マザーズ)

2013/11/22

14 年2 月期上期決算は増収ながら営業損失を計上へ
新規出店の前倒しや人材採用増等による先行投資負担が利益を圧迫

業種:小売業
アナリスト:柴田郁夫

◆名古屋を地盤に和食居酒屋を直営展開
・ジェイグループホールディングス(以下、同社)は、名古屋を地盤に「芋 蔵」「ほっこり」など、居酒屋業態を主力として46 業態98 店舗を直営展 開している(13/8 末現在)。
・12 年9 月に持株会社へ移行し、飲食事業を軸とした事業領域の拡充 を目指している。

◆14 年2 月期第2 四半期決算は増収ながら営業損失計上
・14/2 期第2 四半期累計決算(以下、上期)は、売上高5,532 百万円(前 年同期比15.5%増)、営業損失39 百万円(前年同期は41 百万円の黒 字)と増収ながら営業損失となった。
・主力の飲食事業売上高が積極的な新規出店や好調な既存店により伸 長したことに加え、ブライダル事業が挙式組数の増加により増収に寄 与したものの、新規出店の前倒しや人材採用増等による先行投資負 担が利益を圧迫し、営業損失となった。

◆14 年2 月期通期の同社予想を小幅増額修正へ
・14/2 期について、同社は売上高予想を期初と同水準に据え置く一方 で、上期におけるコスト増加分を下期の業績予想へ反映させることで 営業利益以下の利益水準を減額修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、飲食事業における出店 計画の進捗や既存店の状況、ブライダル事業の受注組数等を勘案し、 通期の売上高予想を増額修正するとともに各利益水準も、前回予想を 小幅ながら上回る水準へと上方修正した。

◆中期業績見通し
・当センターでは、前回レポート(13 年7 月発行)の中期業績見通しも増 額修正した。15/2 期以降の成長性判断に大きな変更はない。16/2 期ま での成長率を売上高で年率11.5%、営業利益で同112.2%を予想して いる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。