クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387 東証一部)
2013/11/15
マルチブランド・マルチロケーション戦略でレストランやフードコートを運営
M&A とアジア展開で成長加速を目論む
業種:小売業
アナリスト:馬目俊一郎
◆マルチブランド・マルチロケーション戦略に特色
・クリエイト・レストランツ・ホールディングス(以下、同社)は、国内外でファミ リー層をターゲットにしたレストランやフードコートを運営している。
・150 のマルチブランド戦略で立地特性や顧客属性、デベロッパーのニー ズに対応しながら、集客力に長けた商業施設出店をターゲットとしたマル チロケーション戦略を展開している。
◆第2 四半期累計決算はM&A 効果もあり27.4%経常増益
・14/2 期第2 四半期累計決算は売上高が前年同期比27.1%増の238.3 億円、経常利益は同27.4%増の23.2 億円。既存店売上高が順調だった うえ、買収した2 社の業績が上乗せされた。
◆同社は6 月に期初の利益予想を増額修正
・従業員のクロスワークや一括物流等でコストコントロールが順調に機能し ていることから、同社は期初に掲げた14/2 期の利益予想を増額し、経常 利益は41.0 億円→43.0 億円(同52.1%増)に増額された。
◆現状の株価バリュエーションに割高感は感じられず
・ファミリー層をターゲットに商業施設に出店する同業他社の今期予想基 準PER、並びに東証一部全銘柄の今期予想基準PER15.9 倍に対し、証 券リサーチセンターが予想する同社の今期予想基準PER は13.2 倍の水 準のため、現状の株価バリュエーションに割高感は感じられない。
一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。