ワイズテーブルコーポレーション(2798 東証マザーズ)

2013/11/15

高級レストランとカジュアルレストランを展開
リストラ効果で利益は回復基調だが、新規出店が少なく売上高成長は力不足

業種:小売業
アナリスト:馬目俊一郎

◆国内を中心に高級レストランとカジュアルレストランを展開
・ワイズテーブルコーポレーション(以下、同社)は、大都市圏で高級レスト ランとカジュアルレストランを展開するほか、中国でも高級レストランを1 店舗運営する。
・リーマンショック以降、不採算店退店や中国事業縮小などの事業再構築 を進め、13/2 期からは攻めの経営に転じる体制が整った。

◆第2 四半期累計決算は退店費用等で17.7%営業減益
・14/2 期第2 四半期累計決算は、カジュアルレストラングループの既存店 が好調で売上高は前年同期比0.7%増の67.4 億円、営業利益はXEX グループの退店コスト増で同17.7%減の1.6 億円、経常利益は為替差益 の上乗せで同36.8%増の2.0 億円となった。

◆同社は期初の14/2 期予想を修正
・14/2 期について、同社は期初に見込んだ業績予想を修正し、売上高は カジュアルレストラングループの好調から増額するも、営業利益はXEX グループの退店費用増で減額した。

◆株価バリュエーションは割安感に乏しい水準
・高級レストランを運営する同業他社比較では、証券リサーチセンターが 予想する利益に基づくPER(今期予想基準)に割安感は感じられない。 また、新規投資に際しては、同社の財務内容をリスク要因と認識する必 要が有ろう。

>>続きはこちら(504KB)


一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ