リブセンス(6054 東証一部)

2013/09/27

求人情報と賃貸情報を主力とした成功報酬型のインターネットメディアを運営
値上げ効果を原資にシェアアップに向けたW eb プロモーションを強化

業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎

◆成功報酬型のインターネットメディアを運営
・リブセンス(以下、同社)は広告料や送客手数料を収益源とする成功報 酬型のインターネットメディアを運営している。
・一般的なメディアは、情報を掲載した時点で掲載料を徴収する掲載課金 型モデルであるが、同社は採用決定や契約成立などの成果が具現化さ れた時点で顧客から成功報酬としての情報掲載料を受け取る仕組みと なっている。

◆第2 四半期累計決算は顧客拡大と値上げ効果で64.2%営業増益
・13/12 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は売上高が前年同期比2 倍 の21.0 億円、営業利益は同64.2%増の9.3 億円だった。知名度アップと 積極的なWeb プロモーションで上期末のサービス導入企業数が前年同 期末比で倍増したほか、求人情報メディア事業の値上げ効果で広告宣 伝費増を吸収した。

◆通期会社予想を増額修正
・同社は求人情報メディア事業の好調を背景に、7 月に13/12 期予想を売 上高33.0 億円(期初)→41.8 億円(修正後、前期比84.7%増)、営業利 益15.0 億円(同)→15.1 億円(同、同34.2%増)に増額修正した。

◆株価バリュエーションは将来の利益成長を織り込んだ水準
・直近における東証一部全銘柄の今期予想基準PER16.8 倍に対し、同社 の株価は証券リサーチセンターによる今期予想EPS の77.3 倍の水準と なっている。高い利益成長が同社の株価バリュエーションを支えていると 推察される。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。