インフォマート(2492 東証マザーズ)
フード業界向けB to B プラットフォーム「FO O D S Info M art」が事業の柱
中期的には従量課金モデルのA S P 受注・営業システムに注力
業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎
◆M&A 戦略で成長の総合物流会社
・インフォマート(以下、同社)は、食品卸や外食産業などのフード業界向 けにB to B 電子商取引プラットフォームの「FOODS Info Mart」を提供し ている。
・日常業務の仕入れや購買に関わる定額課金モデルのASP 受発注シス テムが主力サービスである。今後は食品卸の営業をサポートする従 量課金モデルのASP 受注・営業システムに注力する方針である。
◆ 第2 四半期累計決算はストックの積み上げで60.3%営業増益
・13/12 期第2 四半期累計は売上高が前年同期比15.2%増の20.6 億円、 営業利益は同60.3%増の5.3 億円だった。外食チェーン等の取り込みで 上期末のFOODS Info Mart 利用企業数は12/12 期末比1,157 社増の 32,636 社に拡大し、このストック積み上げが増収増益につながった。
◆同社は期初の13/12 期予想を継続
・会社は期初に公表した13/12 期予想を継続し、売上高は前期比16.0% 増の43.8 億円、営業利益は同22.3%増の9.9 億円を見込む。
・証券リサーチセンターも前回レポートの業績予想を継続し、13/12 期は売 上高が前期比12.3%増の42.5 億円、営業利益は同20.2%増の9.8 億 円を見込む。
◆ 短期的な株価バリュエーションは割安感に乏しい水準
・現在のPER は証券リサーチセンターの13/12 期予想基準で47.4 倍、 14/12 期予想基準では26.4 倍の水準。これは現在のジャスダック予想 PER15.6 倍を上回り、短期的な株価バリュエーションは割安感に乏しい。