日本ハウズイング(4781 東証二部)

2013/06/28

マンション管理で業界トップクラスの独立系不動産管理会社
管理戸数の拡大や大規模修繕工事の受注増により大幅な増収増益決算

業種:不動産管理業
アナリスト:柴田郁夫

◆マンション管理の委託替えを中心とした受注獲得に強み
・マンション管理事業を主力とする独立系の不動産管理会社。
・既存マンションの管理業務の委託替えを中心とした受注獲得に強みを もち、国内単体のマンション管理戸数は業界トップクラスの約38.7 万戸 (13/3 期末現在)を誇る。

◆13 年3 月期決算は大幅な増収増益を達成
・13/3 期決算は売上高700.2 億円(前期比12.7%増)、営業利益42.5 億円(同15.3%増)、経常利益42.1 億円(同17.4%増)、純利益23.7 億円(29.5%増)と大幅な増収増益となった。
・主力のマンション管理事業で、管理戸数が順調に拡大したことに加え、 12 年6 月の同業者の買収や大規模模修繕工事の受注増により、営繕 工事業の売上高が予想を大きく上回ったことが増収に貢献した。

◆14 年3 月期も増収増益へ
・14/3 期について、会社は売上高720 億円(前期比2.8%増)、営業利益 43.1 億円(同1.4%増)、経常利益42.7 億円(同1.2%増)、純利益24.2 億円(同1.9%増)と増収増益を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、会社の前提とする管 理戸数の積み上げや営繕工事業の見通しがやや強気と見られるため、 売上高715 億円(前期比2.1%増)、営業利益43 億円(同1.1%増)と 予想した。

◆ 中期的な想定株価は2,470 円~2,800 円
・同社の中期経営計画では、今後3 年間の成長率は売上高で年率 4.3%、営業利益で同4.7%としている。主力のマンション管理事業で、 国内の管理戸数増加が業績を牽引する計画である。当センターでは 同社の中期経営計画に比べれば慎重だが、従来の中期予想を増額修 正した。
・当センターでは妥当PER を15 倍~17 倍と考えた。当センターは16/3 期EPS を164.8 円と予想しており、この予想に基づけば同社の中期的 な株価は2,470 円~2,800 円と想定される。

>>続きはこちら(748KB)


一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ