インタースペース(2122 東証マザーズ)

2013/06/07

独立系のアフィリエイト広告大手
PC 向けとストアフロントアフィリエイトに強み

業種:サービス業
アナリスト:馬目俊一郎

◆独立系のアフィリエイト広告大手
・インタースペース(以下、同社)はPCやモバイル向けアフィリエイト広告を 主力に、ソーシャルゲームなども開発。系列化が進むアフィリエイト業界 にあって、同社は独立系を強みに系列の垣根を越えた幅広いクライアン トを確保している。

◆第2 四半期決算はメディア運営事業の苦戦で営業減益
・13/9 期第2 四半期決算は売上高が前年同期比24.6%増の70.3 億円、 営業利益は同18.6%減の2.3 億円。金融・保険分野のアフィリエイト広告 と携帯販売店店頭のストアフロントアフィリエイトが売上高を牽引するも、 ソーシャルゲーム不振で営業利益は減益となった。

◆13 年9 月期は利益面での下振れに留意
・13/9 期について会社は、売上高が前期比18.1%増の146.1 億円、営業 利益は同33.6%増の7.5 億円を予想している。これに対し、当センターは 自社アプリ不振によるメディア運営事業の赤字拡大を主因に、会社営業 利益予想の下振れを予想している。

中期的な適正株価水準は1,700 円前後を想定
・現状の今期予想基準PER20 倍前後を同社のフェアバリューと仮定し、こ れに当センターの15/9 期予想EPS 86.7 円を当てはめると、同社の中期 的な適正株価水準は1,700 円前後を想定している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。