SBSホールディングス(2384 東証二部)

2013/02/28

M&A により総合物流アウトソーシング会社として業界大手に急成長。先行投資負担
から最終利益は今期減益、来期以降は再び成長軌道に戻り増益トレンドへ

業種:陸運券
アナリスト:松尾十作

◆ M&A 戦略で成長の総合物流会社
・現社長が一代で築いた大手総合物流グループ。再度拡大路線を掲げ、 国際的なサード・パーティ・ロジスティクス企業集団として、連結売上高 2,000 億円の達成を目標とする。

◆ 今期最終損益は減益、来期以降は増益トレンドへ
・前期は特殊要因を考慮すれば、計画線に着地。実質的には、増収・大 幅増益。
・当センターの今期予想は売上高横ばい、営業6.9%増益だが、先行投 資や一過性のコスト負担増などから純利益では2 期連続の大幅減益へ。 来期以降は、費用の正常化・合理化効果・新規プロジェクトの寄与により 大幅増益を見込む。

◆ 今期の減益・減配予想を受け株価は下落
・先行投資負担から今期の当期純利益予想が大幅減益及び減配になると の同社発表を受け、株価は下落。但し、PER・PBR・配当利回りなどバリュ エーションでは、安値圏を示唆しダウンサイドは限定的と判断される。

◆ 株価想定レンジをやや下方に修正
・当センターでは、2015 年3 月期の予想を新たに付け加え、これをベース にPER6〜8 倍を適正レンジとし、中期的な目標株価の見直しを行った。 先行投資が続くと予想されることから、前回の予想を若干下方修正し、株 価目標レンジを960 円~1,280 円とした。

>>続きはこちら(921KB)


一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ