ソケッツ（3634 東証マザーズ）

今期会社予想に対する第3 四半期決算の進捗率低し。当センターの今期予想、中期見通し修正なし。

業種：情報・通信業
ｱﾅﾘｽﾄ：松尾 十作

◆ 連結決算スタート
・メディア関連情報を体系的に網羅した特徴的なデータベースを活用し、スマートフォンやパソコンを中心に、音楽、書籍、映像のメディア検索サービスを提供。KDDI 向け売上高構成比高い。
・コンテンツを作り出す「人」にスポットライトをあてたデータベースの収集・構築に強みを持つ株式会社T.C.FACTORY を子会社化。メディア系 No.1 データベースを保有する地位を確立。連結決算がスタート。

◆ 2013年3月期第3四半期決算は低空飛行
・今2013年3月期第3四半期連結決算は前年同期との比較はないが、前期実績に対する前年同期進捗率⇒今期予想に対する進捗率では、売上高66％⇒67％、営業利益52％⇒34％、経常利益34％、純利益 50％⇒34％と進捗率が進んでいない。
・メディアビジネス売上高は堅調なものの、スマートフォン向けサービスへ注力するため、フィーチャーフォン向け提供サービスの統廃合を行っていることもありコンテンツビジネスが低調に推移している。

◆ 当センターの今期予想業績は会社予想を減額修正
・今13年3月期連結業績の会社予想は、8公表時の数字を修正していない。第4四半期会計期間予想は、前年同期単体と比較すると売上高前年比9.8％増、営業利益77.0％増と前述のように第4四半期偏重となっている。
・当センターの13年3月期連結予想業績は、会社予想を下方修正。第4四半期会計期間を慎重にみたため。提供サービス利用者数は、今期第 4四半期会計期間会社目標1,000万人を800〜900万人に見込んでいる。

◆ 中期的な想定株価は1,090円～1,630円念
・配当性向の指針が公表されていないが、当センターでは今期予想の配当性向を参考に15年3月期以降増配が続くと予想した。当センターの 16年3月期業績予想によれば、EPSは88.3円が見込まれており、今後 2～3年での想定株価は、1,090円～1,630円程度と考えられる。

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