駐車場綜合研究所(3251 東証マザーズ)
2012/11/29
今上期決算はほぼ想定線で、大幅増収増益。通期予想は変更なし。将来年商100億円を見据え、国内・中国・東南アジアで駐車場ビジネス拡大を狙う。
業種:不動産業
アナリスト:松尾 十作
◆ 今第2四半期決算増収増益
・今2013 年3 月期第2 四半期決算(今上期)は、会社計画に対して売上高はわずかに未達だったものの、増収効果、稼働率改善・経費の見直しにより利益は計画を1 割程度上回る。受注も好調に推移しているようだ。
◆ 今通期も好調持続し、増収増益へ。収益は回復基調へ
・今13 年3 月通期の会社予想業績は、売上高5,273 百万円(前期比 14.8%増)、経常利益212 百万円(同44.2%増)。今上期以降、業況はほぼ想定線で推移しており、同社は通期の期初見通しを継続した。
・好調な背景は、国内・中国で同社の営業提案が奏功し新規駐車場管理運営及びコンサルティングの受注が順調なことがあげられる。
◆ 中期経営方針で年商100 億円を見据える
・中期経営計画ではないが今後の事業方針を公表。時期は明示していないものの、連結売上100 億円(総利率20%、売上高経常利益率5%を目安)を見据えた施策を国内外で展開していく模様。
一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。