メディア工房 (3815 東証マザーズ)

2014/11/07

携帯電話やパソコン向け占いコンテンツ販売が主力
新たにゲーム開発会社、ブルークエストを子会社化

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾 十作

◆ 主力事業は占いコンテンツの制作及び配信
・メディア工房(以下、同社)の主力事業は、占いなどの情報コンテンツを 制作し、携帯電話及びPC 向けに配信するコンテンツ事業である。

◆ 14 年8 月期決算は増収減益
・14/8 期決算は、前期比1.5%増収、6.3%営業減益であった。連結子会社 が手がける新規事業の立ち上げ費用が利益を圧迫した。
・主力のコンテンツ事業売上高は前期比0.6%増であった。同事業におい ては、フィーチャーフォン向けの減収をスマートフォン向けの伸長で吸収 し、携帯端末向け売上高は同1.3%増であった。

◆ メディア工房の15 年8 月期業績予想は開示せず
・同社は新規事業に不確定要素が多数内在しているとして、15/8 期業績 予想を公表していない。
・証券リサーチセンターは、14/8 期実績及び新たに連結子会社が増えるこ とを踏まえ、15/8 期業績予想について、売上高を前回の2,660 百万円か ら2,800 百万円(前期比12.8%増)に、営業利益を同順で750 百万円か ら710 百万円(同10.1%増)へと修正した。

◆ 投資に際しての留意点
・同社の株価は、LINE 関連銘柄として大きく変動する傾向がある。14 年5 月に年初来安値774 円まで下落を続けた株価は、LINE 関連銘柄として 7 月には一転して1,600 円まで出来高を伴い急騰した。また7 月にLINE の上場が先送りされるとの観測報道を受けると、以後現在まで調整が続 いている。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。