エイジア(2352 東証マザーズ)

2014/06/13

メールを利用した販売支援システムを開発し販売
要員拡充及び外注会社活用で大規模案件受注及び新製品開発体制整う

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆ 業務用メール配信ソフトウェアを提供
・エイジア(以下、同社)は、インターネットを活用した収益の拡大及び顧 客満足度向上を図る顧客の活動を支援している。
・13 年10 月に株式会社FUCA を子会社化したことに伴い、メールマーケ ティングのコンサルティングサービスの強化を図っている。

◆ 14 年3 月期決算はクラウド事業の伸長も貢献
・14/3 期決算は、売上高1,007 百万円(13/3 期単体比29.3%増)、営業 利益242 百万円(同78.9%増)であった。
・主力のアプリケーション事業は、クラウド事業の伸長もあり13/3 期単体比 25.7%増の886 百万円、サービスソリューション事業の売上高は子会社 の貢献により同59.5%増の117 百万円であった。

◆ 15 年3 月期も増収増益へ
・15/3 期について同社は、売上高1,120 百万円(前期比11.2%増)~ 1,180 百万円(同17.2%増)、営業利益245 百万円(同1.1%増)~280 百万円(同15.6%増)とレンジ開示をしている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、同社予想の上限値と同 水準の売上高1,180 百万円(前期比17.2%増)、営業利益280 百万円 (同15.6%増)を予想する。開発要員の増員及び外注会社の活用により 大型案件の受注能力が拡充されたことを考慮に入れたためである。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は株主還元に前向きである。14/3 期の1 株当たり年間配当金は前 期比6.5 円増配の14.0 円を予定し、15/3 期予想も1 円増の15.0 円と している。当センターでは、15/3 期は15.0 円を予想、16/3 期以降も増 益基調を予想しており、増配が続くと予想する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。