クリエイト・レストランツHD (3387 東証マザーズ)
2013/05/31
マルチブランド・マルチロケーション戦略でレストランやフードコートを運営
M&A とアジア展開で成長加速を目論む
業種:小売業
アナリスト:馬目俊一郎
◆マルチブランドとマルチロケーション戦略に特色
・同社は国内外でファミリー層をターゲットにしたレストランやフードコートを 運営。13/2 期末の店舗業態は134 ブランドにのぼるマルチブランド戦略 で、地域特性や顧客属性、家主などの多様なニーズに対応。出店戦略 は集客力に長けた商業施設出店を基本としたマルチロケーション戦略。
◆13 年2 月期は中国子会社の新規連結で営業微減益
・13/2 期決算は売上高が前期比7.3%増の371.6 億円、営業利益は同 0.8%減の26.9 億円で着地。売上面では堅調な既存店と新規出店に加 え、新規連結の中国子会社が寄与。一方、利益面では中国子会社の赤 字で営業利益は微減益。
◆14 年2 月期会社予想はM&A 効果で48.5%営業増益の見通し
・14/2 期会社予想は2 件のM&A 効果で、売上高が前期比39.9%増の 520.0 億円、営業利益は同48.5%増の40.0 億円の見通し。同社はM&A を基に中期経営計画の数値目標を増額修正した。
◆中期的な適正株価水準は3,500 円~5,300 円を想定
・出店ロケーションやターゲット層が類似する同業他社比較から同社の妥 当PER 水準を10 倍~15 倍と仮定し、これに当センターの16/2 期予想 EPS 353.5 円を当てはめた中期的な適正株価水準は、3,500 円~5,300 円のレンジを想定。
一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。