日銀が金融政策の正常化を進めており、金利のある世界では銀行や保険といった金融セクターの銘柄の妙味があるとされています。そこで今回は、金利上昇によって利ざや改善が見込まれるとされる東証33業種の金融セクター(銀行・保険・その他金融)において、企業の業績予想を基に、今期のEPS(1株当たり純利益)成長率トップ15銘柄をピックアップしてみました。

リストを見ると、地銀を中心とした銀行セクターの銘柄が過半数を占めています。一方で、現在の実績PER(株価収益率)水準が過去5年間でどの位置にあるのか、パーセンタイル値を確認すると90パーセンタイルを超える銘柄もあり、EPSの予想成長率がすでに織り込まれているとも言える状況です。これらの銘柄は会社予想の業績の達成が重要で、下方修正等が発表された際には株価の下落可能性が考えられます。

 
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