5月14日は621銘柄が決算を発表しました。主要銘柄の決算発表は今週で一巡しますが、ここまでのところ保守的な会社予想を発表する企業が多い印象です。今回は、昨日5月14日に決算発表をした日経平均構成銘柄において、今年度営業利益の会社予想と市場コンセンサスを比較してみました。
結果を見ると、建設セクターの銘柄が市場コンセンサスを上回るガイダンスを発表していることがわかります。清水建設(1803)や鹿島建設(1812)は建設受注が好調であると発表しており、不確実性が高い今、次の局面であっても堅調な業績が見込まれます。
一方で、電気機器や非鉄金属といったシクリカル(景気敏感的)なセクターのガイダンスは保守的なものとなりました。米国による関税政策の緩和が進めば上方修正も予想されるものの、ポジションの整理等を含め、その動向によっては機動的な判断が必要となるでしょう。