キヤノンMJ<8060>1月末に高値更新も横ばい状態になり、直近の続落でボックス圏を下抜け目前に推移中…株価どうなる?

2024/04/22

 

4/23に第1四半期決算発表を迎えるキャノンマーケティングジャパン<8060>。昨年後半から上昇し今年1月末には年初来高値を更新しました。

しかし、その後は一進一退で伸び悩み、4,200円から4,600円の範囲でのボックス圏内を推移、直近はボックス圏を下抜けしそうなギリギリの水準でとどまっています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

キャノンマーケティングジャパン<8060>の第1四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(4月中旬~5月上旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

キャノンマーケティングジャパン<8060>の第1四半期決算前後の株価動向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2023年の株価の推移を見ると、上昇傾向が15回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて9回見られます。そのうち6回は上昇時に発生しています。また下落時は最大が約15%なのに対して、上昇時は最大が約20%変動しています。

対して、5%以内の変動は上下合わせて12回あります。そのうち8回は上昇時であることをふまえると、上昇時は大幅変動と小幅変動の差が激しいと考えられます。

同様に下落時も小幅変動と大幅変動の差が激しいと考えられます。仮に中程度の変動でもほぼ10%の水準まで変動しますので、こちらも上昇時と同じような変動と考えておくと良いでしょう。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として上昇傾向があるものの、変動幅は小幅もしくは大幅になる確率が高いという極端な動きをする可能性が高いでしょう。

下落時も同様のことが言えることから、上下ともに5%前後で止まっている場合は小幅変動で、それを超えるようなことがあると、一気に10%以上に方向感がでる可能性が高いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

キャノンマーケティングジャパン<8060>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:4,755円
下値目安:4,117円

※4/15終値4,411円をを基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約7.7%、下落幅は約6.6%と考えられます。よって、上値は「4,755円」、下値は「4,117円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、1月末から続いていたボックス圏を上抜けし、年初来高値を更新します。これにより横ばい状態から抜け出し、上向きに推移していくと考えられるでしょう。

なお、1つだけ注意があります。1月末に高値を更新したときは、その後ずるずると続落が続きました。そこから横ばいでの推移が続きボックス圏に入りました。

万が一、高値更新後に上向きにならず続落が続く場合は、同じようにボックス圏の推移に戻るリスクもあります。そういった点も考慮しながら、動向を見ていくと良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、25日・75日移動平均線の下抜けします。直近も両線を下抜けしていますので、この状態が続くことになります。

4月初旬に両線を下抜けした際は、すぐに反発しました。しかし直近の下抜けからは反発の見込みが立たず続落しています。

そうなると、下値の抵抗線になるのは200日移動平均線だと考えられます。ただし、この時期の傾向として大幅に動くときは10%以上動くことが予測されます。

それをふまえると、もし下落した場合は200日移動平均線を下抜けすることを想定したほうが良いでしょう。また、過去に15%近い下落がありますので、そのあたりの水準を目安にしておくと良いでしょう。

このように同社は、直近の動向を考慮すると、全体の傾向である上昇傾向に反して下落する可能性が高いように見受けられます。

すでに小幅変動の水準ではなく、中程度に向かって動いています。そのような動きも見られますので、ここから急上昇を想定するよりも10%、15%の下落があることを想定しておくと良いでしょう。

昨年後半から順調に株価を伸ばしてきましたが、ここで流れが変わりそうな様子も見られます。そのような状況ですので、決して楽観的に見るのではなく悲観的に見て、リスクを考慮した動きを取るのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2024/4/19時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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