高島屋<8233>7/6第1四半期決算発表。コロナ・ショックで低迷したまま安値圏を推移中…再び年初来安値更新の可能性は?
7/6に第1四半期決算発表を迎える高島屋<8233>。2019年春以降は、およそ1,200円を前後して横這いでの推移をしていましたが、コロナ・ショックにより急落。4/6に年初来安値「827円」まで下落しました。
その後、一時1,000円台まで値を戻しまししたが、維持できずに再度失速。現在は900円前後で推移しています。このあと、第1四半期決算を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
高島屋<8233>の第1四半期決算前後の株価動向は?
高島屋<8233>は、2018年年初は2,500円の手前の値をつけていたことを考慮すると、現状は半値以下になり、長期的な下落トレンドにあります。直近では、900円台を割るなど非常に厳しい状況が続いています。
このような低迷の中、同社は、間もなく第1四半期決算発表を迎えます。では、決算を挟んだ1ヶ月間(6月中旬~7月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、上昇と下落傾向の確率が半々と考えられるでしょう。変動幅を見ても、10%以上の上下が、同回数見られます。
よって、同社は決算発表の影響で株価が動くよりも、景気などの外部要因で動く可能性が考えられるでしょう。言い換えると、決算発表での変動は小さいと考えられます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
高島屋<8233>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,038円
下値目安:905円
※2020年6/18終値964円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約7.7%、下落幅は約6.1%と考えられます。よって、上値は「1,038円」、下値は「905円」が目標株価と考えられるでしょう。
特に同社で注意しなければならないのは、下値の目安を更に割った場合でしょう。7/1時点で、すでに800円台に下落し、現在の目標株価を下回っています。25日・75日移動平均線との乖離が大きくなってきているので、ここからさらなる下落に注意したほうが良いでしょう。
以上をふまえると、過去最大の下落幅である「-15%前後」の下落も想定したほうが良いかもしれません。その場合「820円」前後までの下落し、4月の年初来安値を更新する可能性があります。
同社は、このように平均的な株価変動以上のことが起きる可能性があります。このような場合は、過去のデータで起きた最悪の状況を想定し、より厳しめにあなたの投資スタンスを決めると良いでしょう。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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