しばらく強い上昇トレンド&小型株にも期待

2017/10/27

日経平均が16日続伸という歴代最長記録を打ち立てるなど、にわかに相場は活況になってきている。さて、遅くなったが9月のポートフォリオの状況ならびに近況について記したい。

9月のマーケットは日米市場ともに上昇する展開となった。

米国市場は6か月続伸し、NYダウは過去最高値を更新。8月の雇用統計は+15.6万人と予想の+18万人を下回り、失業率も4.4%と0.1ポイントの悪化。北朝鮮の第6回目となる核実験でリスクオフムードになるものの、法人税率を35%から20%へ下げる税制改革案が発表され、企業収益押し上げや設備投資増への期待から買い戻しの展開。長期金利が一段と上昇し2.30%台乗せとなり金融株が上昇。4-6月GDPの確定値は年率+3.1%と予想を上回り好調を確認。9月のNYダウは22405ドルと前月より457ドル上昇し月間騰落率は+2.1%。ナスダックは6495となり67ポイント上昇の+1.0%となった。

東京市場は反発し日経平均は2万円台を回復。月初は北朝鮮の核実験や米利上げ後退観測からドル売り・円買いが急速にすすんだことを嫌気。日経平均は19200円台と4か月半ぶりの安値に。しかし、9/9の北朝鮮の建国記念日に挑発行動がなかったことや国連安保決議も好感され買い戻しに。米国の税制改革案への期待からドル買い・円売りに転換。売買代金は2.2兆円程度と低水準で推移。為替は先月末の110.60円から今月末は112.70円へ。9月の日経平均は20356円で取引を終え、8月末の19646円から710円上昇し月間騰落率は+3.6%、Topixは+3.5%となった。一方、小型株市場はジャスダック平均が+3.9%、マザーズ指数は-0.7%となった。

太田忠投資評価研究所のインターネットによる個人投資家向け「投資実践コース」 における9月のパフォーマンスは+1.6%となり、年初来+5.2%、累計では+148.9%(8月末+145.0%)と前進。9月末時点のポートフォリオの株式比率は70%で19銘柄を保有(8月末は70%で19銘柄を保有)。株式部分の含み益は+17.8%(8月末は+15.2%)。70%のうち現物株のウェートは30%、日経レバレッジETFの保有比率20%の実質ロング比率は40%でロングは合計70%。これに対し日経ダブルインバースETFの保有比率15%の実質ロング比率は-30%、純金ETF5%は株式とは逆の動きをするため、これらのロング比率は-35%。トータルでは35%のロングポジションとなり、8月末の35%から変わらず。

9月も米国市場は過去最高値を更新した。9月のFOMCは今年最大の金融イベントであったが、10月からの保有資産の縮小を決定。通常、テーパリングはマーケットにとって大きなマイナスのインパクトを持つが、資産縮小が非常に緩やかに実施されることが確認されたため悪影響は出なかった。トランプ政権による減税策が好感され、ドル買い・円売りの動きとなり為替は113円を付けるレベルまで円安に。9/8には107円台まで円高となっていたが、ここを起点に為替は円安トレンドに転換しており株式市場を支える形である。

10月の日本の株式市場は海外投資家による企業収益と衆院選は与党の圧勝への期待で日経平均が16日連騰と歴代最長記録をつけリスクオンムードが強まっている。アベノミクス相場の高値であった2015年6月の20952円を抜けてからは、一段と強気に傾いている。2万2000円レベルで市場平均のPERは15倍水準にあり、ここからの上昇は個別企業のファンダメンタルズおよび割安感如何にかかっている。10月は大型株先導が色濃かったが、年末にかけては新興市場を中心とした小型株効果も期待したいところである。引き続き、個別銘柄選別によるパフォーマンスの積み上げに邁進したい。

 

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