今週の注目レポート (4月20日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●プレミアグループ(7199)【 新規→ 2+】
「中古車向け自動車ローンと車両故障保証の二本柱、海外も強化を図る」
同社はオートクレジットでは独立系であるが故に主力のオートクレジット事業に加え、ワランティ事業の2事業を手がけ、中古車向け中心にユニークかつ競争力のあるビジネスモデルを構築している。社歴はまだ浅く中古車業界では認知度が低いものの、こうした強みを背景に順調に債権残高を伸ばし、18/3期、19/3期と堅調な業績が見込める。さらには、成長戦略にも期待が持てること、などから投資評価「2+」でカバレッジを開始する。
予想ROE:23.4% PBR:3.3倍、来期予想PER:14.0倍、来期予想EPS成長率:1%
株価(4/20終値):2998円 Fモデルによる理論株価:2973円(4月19日by高田悟)
●イーグランド(3294)【 新規→ 2+】
「業績予想を超えての着地を期待」
中古住宅再生事業全国10位の大手。同業他社は集合住宅(マンション)へ集中する中、戸建て住宅も手がけている。同業他社と違い利便性が劣る地域にフォーカースすること、仕入ルートにノウハウが必要な競売を利用することで差別化と競争環境の緩和を実現している、ことに着目し、投資判断を「2+」としてカバーを開始した。
予想ROE:13.0% PBR:1.3倍、来期予想PER:8.9倍、来期予想EPS成長率:9%
株価(4/20終値):1,214円 Fモデルによる理論株価:1643円(4月20日by山方秀之)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。