今週の注目レポート (10月13日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●マルカキカイ(7594)【 2+→ 2+】
「3Qに増益に転じ通期営業増益計画達成が視野に入る」
3Q累計は前年同期比8.6%増収、営業利益が同6.8%増の12.3億円となった。産業機械部門の好調持続に加え、建設機械部門の回復から3Qのみの営業利益が同2.1倍の4.1億円と大幅増益となったことから上期の同14.8%減益から3Q累計9カ月間では増益に転じた。
予想ROE:6.8% PBR:1.0倍、来期予想PER:12.8倍、来期予想EPS成長率:14%
株価(10/13終値):2063円 Fモデルによる理論株価:3179円(10月12日by高田悟)

●トランザクション(7818)【 1→1 】
「17/8期は3割超の増益、意欲的な中期計画を公表」
12日発表の17/8期業績は売上高12.9%増、営業利益37.7%増と好調に着地。 4Q(6-8月)では、四半期で過去最高売上を記録した。18/8期会社計画は売上高7.2%増、営業利益11.3%増を見込む。18/8期も会社計画を上回る可能性が強い。中計発表によって成長期 待の高まりから株価は再び上昇トレンド入りが見込まれる。投資評価「1」(BUY)を継続。目標株価は、1,500円(19/8期予想EPSの約30倍)とする。
予想ROE:16.3% PBR:4.6倍、来期予想PER:21.6倍、来期予想EPS成長率:21%
株価(10/13終値):1025円 Fモデルによる理論株価:752円(10月13日by藤根靖晃)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。