今週の注目レポート (9月29日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●スズキ(7269)【 1→ 1】
「主要市場での販売好調や構成改善などから高収益体質定着の公算が大きい」1Q営業利益が850億円となったが後半上向く同社業績の季節性、主要市場での販売好調、為替の主要通通貨での円安推移などを勘案しTIW通期営業利益予想は250億円上方修正。目標株価はTIWの業績予想を上方修正したことにより前回かの6,500円→6,900円へ引き上げる。成長銘柄として18/3期TIW予想PER17倍程度の株価は許容可能との見方を堅持。
予想ROE:13.5% PBR:2.5倍、来期予想PER:14.0倍、来期予想EPS成長率:7%
株価(9/29終値):5902円 Fモデルによる理論株価:4800円(9月27日by高田悟)

●ヤマハ発動機(7272)【 1→1 】
「通期計画上ぶれの確度が高まる、18/3期は収益力の一段の向上を見込む」8月10日の前回レポート時から株価は13%上昇、年初来高値を更新し堅調だ。目標株価はTIW予想上方修正により前回の3,950円から4,000円に引き上げる。業績見通し堅調から17/12期TIW予想PER15倍程度の株価は許容可能との見方を堅持。
予想ROE:15.3% PBR:2.1倍、来期予想PER:11.6倍、来期予想EPS成長率:11%
株価(9/29終値):3370円 Fモデルによる理論株価:3686円(9月28日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。