『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(8月)

【TIW藤根靖晃が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】

 

市場が調整気味の中で高パフォーマンス達成

■2017年8月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで+4.00%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+4.08%、対日経平均(差異)では+5.40%であった。
■8月中の銘柄入替えは、4銘柄採用、4銘柄除外、8月末時点の採用銘柄数は組み入れ上限である20銘柄である。
■除外4銘柄と採用中の20銘柄の8月中の対TOPIXの勝ち負けは、13勝11敗であった。プラスに貢献した銘柄は、ダイフク(6383)、JCU(4975)、プロトコーポレーション(4298)(これら3銘柄は対TOPIXで20%以上のプラス)、マツモトキヨシHD(3088)、スタートトゥデイ(3092)、ユナイテッドアローズ(7606)、など。マイナス影響した銘柄は、トランザクション(7818)、トラスコ中山(9830)。プラス銘柄の寄与が大きい中で、10%を超えるマイナス銘柄がなかったことからTOPIXがややマイナスとなる中で、月間としては高いパフォーマンスが実現された。
■9月は高パフォーマンス銘柄を放すポイントを検討したい。
■設定来の累計(2011/12/27からの5年8ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+364.95%と7月末(347.06%)から大きく伸び、4ヵ月連続で過去最高を更新。年率平均パフォーマンスは+31.2%となり前月水準(+30.8%)から上昇した。設定来のTOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)も、2.08倍と前月(2.00倍)から一段と上昇した。TOPIXに対する年率超過リターンは13.8%となった。あくまでも机上の計算であるが、毎年TOPIXが10%超下落してもプラスのリターンを上げることが出来る。


図1

8
月も過去最高を更新

出所:TIW

 

図2図3

 

図4
8月はTOPIXを大きく超過するパフォーマンス。TOPIX100と置いた場合の相対パフォーマンスは208と過去最高。
9月は反動が出る可能性があるが、機動的な銘柄入替えを行いたい。



図5
出所:TIW

 


 

TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。

成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。

TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
採用銘柄等の詳細に関してはレポートに掲載しております。TIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。

【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】

TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。

 

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。