今週の注目レポート (7月28日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●三菱自動車(7211)【 2+→ 2+】
「販売堅調、シナジー効果などから1Qは順調にスタート」
1Qの営業利益は前年同期比4.5倍の206億円となった。グローバル販売台数は同9.0%増の241千台となった。軽販売再開による日本の回復、「アウトランダー」生産現地化による中国の伸長、SUVやピックアップトラック販売好調によるアセアン地域での販売増などが販売台数増に貢献した。
予想ROE:10.2% PBR:1.7倍、来期予想PER:14.2倍、来期予想EPS成長率:10%
株価(7/28終値):808円 Fモデルによる理論株価:1053円(7月26日by高田悟)

●トランザクション(7818)【 1→ 1】
「売上総利益率は上昇傾向、17/8通期業績は上方修正は必定」
17/8期3Q累計決算を発表。前年同期比で売上高+10.4%、営業利益+40.9%であった。しかし、通期業績予想の修正は行われなかった。17/8通期業績は上方修正は必定。決算期移行後の業績からバリュエーション(理論株価=Fモデル)は1,500円前後が見込まれる。
予想ROE:23.8% PBR:5.2倍、来期予想PER:29.9倍、来期予想EPS成長率:49%
株価(7/28終値):1151円 Fモデルによる理論株価:1028円(7月26日by藤根靖晃)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。