今週の注目レポート (11月4日)

2016/11/07

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●アイシン精機(7259)【 2→ 2+】
「AT販売好調、震災影響による損失縮小などから通期計画を上方修正」
28日、17/3期上期(4-9月)決算を発表。上期は円高が進み、加えて震災影響を受けるなど厳しい環境下にも関わらずAT伸長などにより特殊要因を除くベースで計画を上回る増益を確保したことが評価できる。また、通期計画を為替前提を円高方向に見直しつつも、ATの生産台予想引上げなどにより上方修正したことはポジティブ。
予想ROE:8.1% PBR:1.2倍、来期予想PER:12.0倍、来期予想EPS成長率:10%
Fモデルによる理論株価:5123円(10月31日by高田悟)

●三菱電機(6503)【 2+→ 2+】
「円高抵抗力が際立つ決算。通期利益予想を引き上げ」
通期利益予想が今回上方修正された。大崩れしにくい事業ポートフォリオや持続的なコスト削減の取組みなどが背景にあるが、円高や需要の伸び悩む逆境下で強さを見せる同社の 経営力は改めて評価したい。株価は年初来高値近辺にあるが、まだ割安感は残っている。TIWでは今回も「アウトパフォーム」の見通しを据え置く。
予想ROE:9.7% PBR:1.7倍、来期予想PER:14.0倍、来期予想EPS成長率:15%
Fモデルによる理論株価:1467円(11月4日by服部隆生)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

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独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

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