今週の注目レポート (9月2日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

 

●第一実業(8059)【 2+→ 2+】
「業績回復、再び割安感目立つ」
17/3期1Q(16年4-6月)は、前年同期比27%の増収を達成、営業利益は同92%の増益になった。例年1Qは季節的に年間収益に対する貢献度が小さいが、今1Qに稼いだ10億円近い営業利益は、計画通りの通期業績を確保するうえで、大きな安心感につながる。
予想ROE:7.4% PBR:0.8倍、来期予想PER:8.6倍、来期予想EPS成長率:11%
Fモデルによる理論株価:892円(8月30日by杉山勝彦)

●KYB(7242)【 2→ 2+】
「AC、HC両事業見通しが揃って改善し計画を上方修正」
投資評価を「2+」へ引き上げる。1Q決算公表時に円高への懸念が強い中で、主力2事業揃っての数量見通し改善から上期、通期計画を上方修正したことはポジティブ。TIWの17/3期予想は従来から8億円上方修正。通期は会社新計画並みでの着地を予想。
予想ROE:6.0% PBR:0.7倍、来期予想PER:10.4倍、来期予想EPS成長率:10%
Fモデルによる理論株価:442円(8月31日by高田悟)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。