今週の注目レポート (7月15日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●マツダ(7261)【 2+→2+ 】
「株価は円高を主因とした会社計画下方修正の可能性を織り込んだと見る」
7月11日、同社はいすゞ自動車と過去10年以上にわたる協力実績をベースに双方のメリットを確認し合い、いすゞ自動車からいすゞ製次世代ピックアップトラックのOEM供給を受けることで基本合意したと発表。市場カバレッジを維持しつつ、他車種への選択と集中が図れるためポジティブ。
予想ROE:9.3% PBR:0.8倍、来期予想PER:6.8倍、来期予想EPS成長率:19%
Fモデルによる理論株価:2501円(7月12日by高田悟)

●マニー(7730)【 2→2+ 】
「デンタルの収益性が大きく改善。株価の見方を引き上げ」
16/8期3Q累計(9-5月)は、売上121億円(前年同期比28%増)、営業利益32億円(同0.4%増)。3Q(3-5月)3か月の営業利益率は33.4%となり、4四半期ぶりに30%台を回復。3Qは特にデンタルで中国代理店再編の効果が早期に表れている模様で、前四半期比で利益率が急回復した点はポジティブといえよう。
予想ROE:9.6% PBR:2.4倍、来期予想PER:20.9倍、来期予想EPS成長率:14%
Fモデルによる理論株価:1460円(7月15日by服部隆生)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。