今週の注目レポート (5月23日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●いすゞ自動車(7202)【 2+→ 2+】
「外部環境は厳しいが収益体質改善が進み業績は堅調」
16/3期の営業利益は前期比0.3%増と微増。国内外で台数は伸び悩み、成長に向け費用も先行したが、原価低減と為替のプラス効果で吸収した。計画を下回ったが4Q(1-3月)における国内での登録の遅れや海外での在庫調整が影響。
予想ROE:13.7% PBR:1.3倍、来期予想PER:7.4倍、来期予想EPS成長率:11%
Fモデルによる理論株価:2133円(5月17日by高田悟)

●富士重工業(7270)【 1→ 1】
「17/3期は減益予想も中身は悪くない」
16/3期は北米での販売好調が牽引し販売台数が過去最高を更新し、958千台となった。為替円安も相俟って大幅増収となり、販売台数増と原価低減の進捗により各種費用の増を吸収し大幅営業増益となり、営業利益は過去最高を更新した。
予想ROE:20.3% PBR:2.2倍、来期予想PER:9.2倍、来期予想EPS成長率4%
Fモデルによる理論株価:6220円(5月16日by高田悟)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。