今週の注目レポート (10月24日)

2014/10/27

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●エービーシー・マート(2670)
「引き続きスニーカー好調、秋冬物新トレンドによる好調維持を期待」

15年2月期TIW予想ROE17.13%に対する直近PBR3.12倍のバリュエーションは、市場全体を上回るが、その差は過去の経緯の中で特段高いという程の水準ではない。10月に入ってから同社株が見せている市場全体より高いパフォーマンスは、秋のスポーツシーズンにおけるスニーカー需要の高まりに期待したものと見る。好業績の継続による期待の実現で高評価が維持される可能性は十分にあると見て、株価パフォーマンス予想はやや強気を維持する。

予想ROE:17.1%、PBR:3.1倍、来期予想PER:15.1倍、来期予想EPS成長率:+14%
(10月21日 by 糸井 正和)

 

●NOK(7240)
「通期営業利益予想を108億円上方修正。なお上ブレ余地があろう」

TIWは会社下期為替前提1米ドル100円が保守的に据え置かれたもよう、第4四半期(1-3月)は第3四半期同様主力2事業好調が続くと見て通期TIW営業利益予想を100億円上方修正。修正会社計画過達を予想。16年3月期は日系自動車生産拡大と電子機器部品における体質改善持続により増益を従来どおり想定。

予想ROE:10.2%、PBR:1.2倍、来期予想PER:10.2倍、来期予想EPS成長率:+9%
(10月22日 by 高田 悟) 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。