今週の注目レポート (10月17日)

2014/10/17

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●マニー(7730)
「15年8月期も主要3部門の底堅い伸長、減価低減効果が見込まれる」

同社は研究開発体制の強化を加速しており、脱コモディティ化・差別化された製品がようやく出始めている。今15年8月期も3部門の底堅い伸びの持続、原価低減効果の持続が期待される。今期の営業利益率の若干低下を見込む会社計画はやや保守的とみる。

予想ROE:11.4%、PBR:2.8倍、来期予想PER:19.3倍、来期予想EPS成長率:+17%
(10月14日 by 服部 隆生)

 

●ファーストリテイリング(9983)
「海外成長減速も、デフレ銘柄としての人気当面継続と見る」

15年8月期TIW予想ROE14.52%に対する直近PBR6.10倍のバリュエーションは、市場全体を大きく上回る。9月下旬からの市場調整局面において同社の株価は上昇を続けていることからその差は拡大したものの、未だピークよりは小さい。国内における業績拡大継続期待と共に、消費者の価格選好を受ける形で、デフレ銘柄としての同社への評価が高い状況は当面続くと見て、株価パフォーマンスをやや強気に、一段階引き上げる。

予想ROE:14.5%、PBR:6.1倍、来期予想PER:32.7倍、来期予想EPS成長率:+16%
(10月17日 by 糸井 正和) 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。