今週の注目レポート (2月7日)

2014/02/07

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

ホンダ(7267)
3Qは営業利益2,285億円(前年同期比73%増)で着地。日本、北米好調による四輪売上台数の900千台(前年同期841千台)へ増加と二輪台数増、円安効果、コストダウンで諸費用増を吸収し大幅増益。3Q 累計でも台数増と円安が貢献、営業利益は5,849億円(同43%)と大幅増益となった。指標面(14/3期TIW予想ROE10.85%、実績PBR1.19倍)も割安から強気を維持。
ROE 10.85%、PBR 1.19倍、来期予想PER 9.7倍、来期予想EPS成長率 19%
〔2月4日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1 →1〕

メディパルホールディングス(7459)
14/3期3Q累計(4-12月)は3.4%増収、5.1%営業増益。2Q累計(4-9月)の3.6%増収、2.1%営業増益と比べ営業利益が改善。投資のポイントは、医療用医薬品等卸売事業(メディセオ事業)の収益安定化とコスト削減。現下の焦点は薬価改定に伴う価格交渉だが今回は大きな値崩れは避けられそうだ。
ROE 7.28%、PBR 0.98倍、来期予想PER 13.1倍、来期予想EPS成長率 2%
〔2月6日、担当:森田 青平、Analyst Impression 2+ →2+〕

ヤフー(4689)
14/3期3Q累計(4-12月)業績は、売上高が2,849億円(前年同期比 +16%)の大幅増収、営業利益が1,471億円(同+9%)の増益。引き続き、広告売上の伸びが成長を牽引。店舗数増加によるeコマース取扱高増の継続が、将来の成長に対する期待を高める可能性が高いと見て、株価パフォーマンス予想はやや強気を継続する。
ROE 19.74%、PBR 5.39倍、来期予想PER 22.4倍、来期予想EPS成長率 12%
〔2月7日、担当:糸井 正和、Analyst Impression 2+ →2+〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

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独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

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