今週の注目レポート (6月7日)

2013/06/07

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

コニシ (4956)
14/3期の外部環境は、住宅着工増や橋梁・トンネルなどの補修工事増加などで良好。物流改革に目処をつけ、収益性は向上する見通し。予想ROE7.9%台、実績PBR0.8倍台は評価不足との見方を継続する。
ROE 7.99%、PBR 0.84倍、来期予想PER 9.0倍、来期予想EPS成長率9%
〔6月4日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 2+→2+〕

東プレ (5975)
やや強気の見方を継続する。理由は、(1)14/3期の低調な会社計画は先行費用が嵩むためで懸念は不要。保守的で上ぶれが見込める。(2)海外強化とハイテン材での競争力を背景に主力プレスは伸び余地が大きい。(3)商品力による冷凍車シェアアップが評価できる。(4)財務体質が強固。14/3期TIW予想ROE7.53%に対し、実績PBR0.63倍の株価は評価不足と考える
ROE 7.53%、PBR 0.63倍、来期予想PER 7.1倍、来期予想EPS成長率9%
〔6月4日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+→2+〕

キトー(6409)
カバレッジ開始。チェーンブロック大手。13/3期は約50%営業増益、14/3 期もTIWでは50%営業増益は可能と考える。日本は製品MIX良化、海外も米州を中心に堅調に推移している。14/3期の積極投資の効果により、向こう数年間は業績拡大基調が継続するだろう。予想ROE10% 台に対する実績PBR1.0倍台は評価不足と考える。
ROE 10.57%、PBR 1.01倍、来期予想PER 6.0倍、来期予想EPS成長率45%
〔6月7日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression -→1〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。