『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(4月)
【TIW藤根靖昊が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】
“4月は我慢の時間”
■ 2021年4月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで▲1.44%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+1.41%、対日経平均(同)では▲0.18%であった。
■ 決算前のポジション調整の動きからマーケットには停滞感が強く、好決算でも新年度の会社予想がコンセンサスに届かないことを理由に利食い売りの対象となる銘柄も多い。足もとの新型コロナの感染拡大と緊急事態宣言を受けて内需への不安からセンチメントは低下しているが、インドを除けばグローバルでの感染は収束傾向にあり、特に弱気になる必要はないと考えられる。好決算にもかかわらず株価を下げた銘柄を丹念に拾ってゆく展開と考える。
■ 4月中は1銘柄採用、月末時点の採用銘柄数は1銘柄増の18銘柄。月末時点の銘柄(18銘柄)の月間(または対象期間)の対TOPIXの勝ち負けは、7勝11敗と負け越した。ただし、大きくマイナスとなった銘柄がなかったことから、対TOPIXではプラスであった。対TOPIXにおけるプラス寄与では、ベイカレント・コンサルティング(6532)+21.1%、富士通(6702)+11.6%(パフォーマンス数値はいずれも対TOPIX)。
■ 5月は、決算で売られた銘柄と高成長銘柄の採用タイミングを図りたい。
■ 設定来の累計(2011/12/27からの9年4ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+526.35%。TOPIXに対するパフォーマンス(TOPIXを常に100として計算)は、2.39倍と前月(2.35倍)からやや回復した。4月末時点でTOPIXに対する年率平均超過リターン(過去累計)は9.8%と前月(9.7%)から0.1ポイント良化し、4ヵ月ぶりの改善であった。
出所:TIW
TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。
◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。
成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。
TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
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TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。