今週の注目レポート (7月10日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●田中建設工業(1450)【 1→1】
「20/3期は会社計画をやや下回ったが、21/3期は9.5%営業増益を予想。増配も」
20/3期は大型工事の着工遅れや受注時期等の影響から売上高で▲4.8%、営業利益で▲5.2%会社計画を下回った。ただし、受注は7,987百万円と過去最高を記録した。期ズレの影響もあるが、期末の受注残高(次期繰越工事高)も4,490百万円と過去最高となった。21/3期は、手持ち工事が豊富なこと等から9.6%の売上増を見込む。投資評価「1」(Buy)を継続。ターゲットプライスは「DCF法」から5,000円(従来は4,500円)に引き上げる。予想ROE:14.2% PBR:1.7倍、来期予想PER:10.3倍、来期予想EPS成長率:10%
株価(7/10終値):3,205円 Fモデルによる理論株価:4,662円(7月10日by藤根靖昊)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。