菱洋エレクトロ<8068>昨年から長期に上昇し、一時3,700円にまで上昇から反落するも依然として高値圏を推移中…決算発表で株価どうなる?
5/31に第1四半期決算発表を迎えた菱洋エレクトロ<8068>。小幅ながら長期的に上昇を続けてきた同社は、去年4月頃から急上昇し一時3,700円にまで上昇しました。
その後は反落し、2,600円前後を横這いで推移するのも、依然として高値圏を推移中です。
そのような中、第1四半期決算発表を迎えた同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
菱洋エレクトロ<8068>の第1四半期決算前後の株価動向は?
では、決算を挟んだ1ヶ月間(5月中旬~6月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2007年以前は10%を越えた変動が多く見られます。しかし、それ以降は、上下ともに10%未満の小さな変動にとどまっています。
これらを考慮すると、上昇傾向はあるものの、それほど大きな上昇ではないと考えられるでしょう。また、上下のどちらの変動でも、比較的小さな変動にとどまると読み取れます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
菱洋エレクトロ<8068>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,823円
下値目安:2,463円
※5/18終値2,626円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約7.5%、下落幅は約6.1%と考えられます。よって、上値は「2,823円」、下値は「2,463円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、3月以来の高値を付けます。それにより、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜けする可能性があります。そうなると、短期的に上昇局面を迎える可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、直近の年初来安値を下回り、昨年5月の安値を更新します。そうなると、現在のボックス圏の推移から下落トレンドに転換する恐れがあります。
現在高値圏を推移していることをふまえると大きな下落の可能性は低いですが、短期的ではなく中長期の下落トレンドの可能性もあるので注意が必要でしょう。
このように同社は、現在横ばいに推移している中、ここからどちらの方向に動かでトレンドが転換する可能性があります。特に、下落時は、直近に年初来安値をつけ、昨年の安値に近づく可能性があります。
これらをふまえると、下落時に比重をおきながら、慎重に売買するのがよいでしょう。もしくは、ここで無理に売買することなく、方向感が出るまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/5/28時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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