半導体不足は日本ハイテク復活の予兆である可能性
【ストラテジーブレティン(271号)】
(1) 株式市場焦点は半導体に
半導体が株価上昇をリード
2020年秋口まで世界の株式市場はGAFA中心のグロース株が上昇のけん引役であった。しかし米大統領選挙以降、GAFAに代わって半導体がけん引役になっている。半導体はグロースセクタへと見られがちだが、景気敏感株の代表でもあり、需要と業績の急反発を理由に買われている。図表1に見るように、フィラデルフィア半導体指数(SOX)、国別では半導体2大強国の韓国、台湾指数が特に好調である。日本株式も米欧より好パフォーマンス。市場のフォーカスは明らかに、2021年景気急回復を主導する製造業にシフトし、韓国・台湾ほどではないが日本株式にも照明が当たっている。
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