AI関連株の大幅調整でBMに大幅劣後
戦略ポートフォリオの11月のリターンはTOPIXに対して大幅にアンダーパフォームする結果となった。ソフトバンクグループ(9984)の急落が最大のアンダーパフォーム要因だった。それまでのAI相場に追随できずに、11月に一気にAI関連株の組み入れを増やした途端にAI株の調整を喰らうという最悪の運用だった。パフォーマンスはまだ最終の配当込みリターンが出ていないので暫定のものだが、ほぼ確定値に近い数字である。
表1リターン(%、配当込み)

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成
グラフ1:運用開始以来のパフォーマンス推移

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成
12月のポートフォリオは基本的にホールドでAI株の戻りに賭ける
ソフトバンクグループなど大幅調整したため、自然体でウエイトが減った分、12月もこのままホールドで臨む。AI株の戻りに賭けるスタンスだが、先日のストラテジーレポート(2025年11月26日付け「AIはバブルか」)で指摘した通り、AI投資の過熱感が危惧されるので、今後戻ったところではAI関連株はウエイトを落としていきたい。
そのほか、12月の戦略としては12月決算の高配当株へのベットを少し厚くする。銘柄入れ替えは日本酸素ホールディングス(4091)とDMG森精機(6141)を除外、三井化学(4183)とインフロニア・ホールディングス(5076)を追加する。銘柄の入れ替えは多くないが、既存保有銘柄のウエイト調整を若干行っている。詳しくは表の通りである。
表2:12月の戦略ポートフォリオ

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成(価格は2025年11月28日終値)

