インドネシア経済の現状と市場展望~17年1-3月期GDP
2017/05/09
<投資信託>
- 実質GDP成長率は前年同期比+5.01%で、消費、投資、外需がバランスしてプラスに寄与しました。
- 安定成長と低インフレが共存する良好な環境は、18年にかけても継続すると予想されています。
- 好業績を背景に株価は堅調、通貨ルピアは低インフレを背景に底堅く推移すると期待されます。
固定資本投資と輸出が好調
5日、インドネシア中央統計局が発表した17年1-3月期の実質GDP成長率は前年同期比+5.01%でした。+5%前後の成長が続いています。個人消費が安定してプラスに寄与しました。在庫投資減少の影響で、投資等のプラス寄与が縮小しましたが、固定資本投資が建設投資中心に堅調です。
また、輸出好調を背景に外需(輸出-輸入)のプラス寄与が拡大しました。商品市況の回復で油脂や素原材料の輸出の増加が目立ったほか、工業製品や機械類の輸出も堅調です。IMF(国際通貨基金)は、17、18年も+5%台の安定した成長が続くと予想しています。
安定成長を背景にルピアは底堅く、株価は好業績で堅調
インドネシアのインフレ率は、現在はインフレターゲット(前年比+4±1%)の範囲内にとどまっており、政策金利は半年据え置かれています。インドネシア銀行(中銀)は、インフレ率は今後もターゲット内で推移すると予想しており、当面金融政策に大きな変化が出る兆しはありません。
安定成長を背景に企業業績の先行きが明るく、株価は堅調です。ジャカルタ総合指数は史上最高値近辺ですが、今期予想PERは16倍程度と割高感はありません。ルピアは低インフレの下で安定しています。中銀のインフレ予想通りならば、ルピアは底堅く推移すると期待されます。
アムンディ・マーケットレポートはこちら
アムンディ マーケット・レポート アムンディ・ジャパン株式会社
グローバル経済、金融政策、マーケットなどの動向、展望を、投資家の皆様に向けてタイムリーに分かりやすく解説します。本体であるアムンディ・パリからの経済、市場等の見通しも随時ご紹介します。
当資料は、アムンディ・ジャパン株式会社(以下、弊社)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当資料は法令に基づく開示資料ではありません。当資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に記載した弊社の見通し、予測、予想意見等(以下、見通し等)は、当資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また当資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。
アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会