ユーロ圏の16年10-12月期GDP速報

2017/02/01
  1. 実質GDP成長率は前期比年率+2.0%でした。好調な個人消費に加え、設備投資も回復しています。
  2. 企業の在庫調整が進む一方で、受注は底堅く、鉱工業生産は回復方向で、景気を底上げしそうです。
  3. 量的金融緩和が続くほか、財政もやや拡張的になっており、今後も着実な景気回復が期待されます。

内需全般が底堅い動き

Eurostat(EU統計局)が1月31日発表した16年10-12月期の実質GDP成長率(速報)は前期比年率+2.0%でした。7-9月期は同+1.4%から同+1.8%へ上方修正され、ユーロ圏の景気は着実に回復しています。

GDPの内訳は未発表ですが、各経済指標を見ると、ユーロ圏の小売売上高は、7-9月期の前期比+0.3%に対し、10-11月平均では、同+0.9%と堅調です。また、ドイツの国内向け資本財受注や機械受注が7-9月期よりも活発となっており、設備投資も徐々に回復しつつあります。一方、外需(純輸出)は高水準の輸出超過(黒字)ながら、7-9月期に対してほぼ横ばいと見られます。

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企業活動活発化で緩やかな成長持続

アムンディでは、17、18年の実質GDP成長率をいずれも+1.3%と予想しています。16年の+1.7%から減速ですが、景気が弱いということではなく、原油安、ユーロ安の恩恵の一巡が要因であり、自然体に戻るといったイメージです。

ここにきて、企業活動の活発化が鮮明化しつつあります。企業の景況感を示す指標の企業信頼感指数(Eurostat発表)の内訳指数に当たる、受注指数と在庫指数の対前年同月差を循環図にすると、在庫減少と受注増加が並存する、生産が拡大しやすい局面にあります。こうした局面では設備投資が活発化しやすく、成長ドライブが掛かって景気回復を持続させると思われます。

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