ユーロ圏の1月景況感とユーロ相場動向
2017/01/26
<投資信託>
- 1月のIFO企業景況感指数は前月比-1.2ポイントでした。ユーロ高に転じた影響と見られます。
- ユーロ圏全体では先行き期待は改善しており、緩やかな景気拡大持続が示唆されていると思われます。
- 米国の対ユーロ圏貿易赤字は大きく、今後の米通商政策の企業景況感に対する影響に要注目です。
上昇一服も先行き期待つなぐ
25日、独IFO研究所が発表した1月の企業景況感指数は前月比-1.2ポイントの109.8でした。現況指数が同+0.2ポイントなった一方、期待指数が同-2.3ポイントでした。年初からユーロ高に転じていることで、これまでの楽観がやや修正された側面があると思われます。
ただし、ユーロ圏全体で見た、景気の先行き見通しについては、ZEW景況感指数※(期待指数)が底上げしていることから依然良好であり、緩やかな景気拡大持続が示唆されていると思われます。センティックス経済信頼感指数☆も上昇しています。
ユーロ圏でも対米貿易摩擦懸念?
ユーロ・ドル相場は、米大統領選挙後のユーロの下落幅の半分余りを戻しています。米国の通商政策が保護主義色を濃くしつつあることが影響していると思われます。
米国の対ユーロ圏貿易赤字(15年実績)は1318億ドルと、全体(7457億ドル)の約18%を占め、うちドイツが748億ドルで最大です。今後、米国の通商政策が為替相場の変動を通じて企業の景況感に与える影響については要注目です。
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