アムンディ・ヨーロッパ通信~オンライン教育の急拡大は不可避

2020/05/22

 

2010年の2倍

EU(欧州連合)が5月17日に、オンライン教育の利用状況(2019年)を発表しました。16~74歳を対象に「最近3ヵ月でオンライン教育を受けているか」という設問で調査したところ、8%の人が受けているとの結果でした。2010年の調査では4%で、その間にオンライン教育を利用している人の割合は2倍になりました。年齢別では若年層(16~24歳)の利用が28%と、圧倒的に高水準です。また、国別ではフィンランドの21%からブルガリアの2%まで差があります。経済的な条件が影響していると見られます。

加速は不可避

新型コロナウイルスの影響で、オンラインを利用した教育や習い事の拡大は不可避な情勢です。前回調査の2017年との比較では、割合が横ばいであった国が多数でした。しかし、今後はソーシャル・ディスタンスが社会通念となる中、利用度が数年で、予想以上に上昇する可能性は高いと考えられます。

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