アムンディ・ヨーロッパ通信~ドイツ経済、「一人勝ち」のはずがなぜ?

2019/09/13

二番目に低い成長率

ドイツの景気減速が鮮明です。「一人勝ち」といわれたドイツ経済ですが、2019年4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比+0.4%、イタリアの-0.1%に次いで二番目の低水準です。ユーロ圏は、2013年半ば以降景気拡大局面となり、ドイツはいち早くその波に乗ってユーロ圏の景気回復をけん引しました。その後はユーロ圏並みで推移しましたが、2018年1-3月期以降、6期連続でユーロ圏を下回っています。その要因として輸出の減速が挙げられます。

ドイツの採るべき道は?

実質GDPで輸出を見ると、2017年の前年比+4.9%に対し、2018年は同+2.1%、2019年前半は前年同期比+0.6%と減速が鮮明です。この間、民間消費は前年比+1.2~1.3%で安定していました。輸出の減速は、海外景気の減速によります。しかし、米中貿易摩擦の影響は限定的で、輸出の減速に最も影響したのはEUであり、欧州経済自体の景気減速が原因と見られます。ドイツ経済が好調なことがユーロ圏経済全体にも追い風となるため、景気重視の金融政策に加え、積極財政による内需刺激が待たれます。

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