インターライフホールディングス(1418)集中と選択
2025/12/02

インターライフホールディングスにおいては集中と選択が奏功しており、新たな成長ステージが始まりつつある。過去5年間ほどに及んで推進してきた事業ポートフォリオの再編を経ている同社においては高収益化が着実に進捗しており、2026年2月期第2四半期(中間期)の実績においては、弊社が試算するところの過去12ヶ月間のROEにして22.9%(2021年2月期の実績:2.7%)が達成されている。現状までに同社はそもそもの本業である商業施設・公共施設の設計施工、管理メンテナンスなどのトータルサービスに対して経営リソースを集中的に投入するに至っている一方、新規案件の受注に際しては高い収益性が期待できる大型案件を選択する施策の強化を進めてきた結果である。また、昨今の人材不足に鑑みた同社は今後の成長に向けての施策として企業買収の実施を打ち出している。現状における同社は、上述の事業を展開する傘下の子会社(100%子会社)の経営管理を展開しているのだが、音響・照明設備事業で株式会社サンケンシステムを買収したように、既存業務との関係性や親和性が高い企業などを買収し、新たに傘下に収めることを通してシェアの拡大やコスト削減、競争力の更なる強化を図ることを計画しているとのことである。換言すれば、同社の優れた経営管理能力の横展開が進捗することになると考えられよう。
Walden Research Japan 株式会社ウォールデンリサーチジャパン
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