デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916> 主力事業の拡大が続く中、自社商品の収益貢献の本格化に期待したい

2017/11/07

飲食店向けの店舗物件に特化した不動産転貸事業者
主力事業の拡大が続く中、自社商品の収益貢献の本格化に期待したい

業種:情報・通信業
アナリスト:大間知 淳

◆ 組込みシステムの開発・検証に強みを持つ情報サービス企業
・デジタル・インフォメーション・テクノロジー(以下、同社)は、業務システム 開発及び運用サポート(ビジネスソリューション事業)や、組込みシステム の開発・検証を主力事業とする独立系の情報サービス企業である。
・カシオ製コンピュータや自社製ソフトウェア商品の販売も手掛けている。

◆ 17 年 6月期決算は 10%増収、25%営業増益
・17/6 期の決算は、10.0%増収、24.6%営業増益であった。カシオ製コンピ ュータを中心とするシステム販売は減少したものの、主力事業であるビジ ネスソリューションや、組込みシステムの開発・検証が増加したことなどに より、同社の期初計画を上回る好決算となった。

◆ 18 年 6月期の会社計画は 5%増収、12%営業増益
・18/6 期について同社は、5.3%増収、11.7%営業増益を計画している。事 業別売上高については、ビジネスソリューション事業を始め、全事業で増 収を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、前期のビジネスソリューシ ョン事業の売上高が予想を上回ったことなどを受けて18/6期の業績予想 を修正し、売上高は 10,870 百万円→11,035 万円(前期比 7.4%増)に、 営業利益は 728 百万円→759 百万円(同 16.1%増)に引き上げた。

◆ 主力事業の拡大が続く中、自社商品の収益貢献の本格化に期待
・当センターは、19/6 期以降についても、ビジネスソリューション事業を中 心とした主力事業の拡大により、同社の業績は着実に伸長すると予想し ている。
・限界利益率が高い自社商品の収益貢献が本格化すると営業利益率の 上昇による利益成長が見込めるため、その状況に期待したいと考えてい る。
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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。