ビューティガレジ<3180> 第4 四半期に売上高及び利益の偏重体質から通期予想を据え置きへ

2016/01/27

理美容商材をビューティサロン向けにインターネット等で通信販売
第4 四半期に売上高及び利益の偏重体質から通期予想を据え置きへ

業種:卸売業
アナリスト:松尾 十作

◆ ビューティサロン向けEC 業者
・ビューティガレージ(以下、同社)は、全国のビューティサロン向けに物販、開業及び経営支援サービスをワンストップで提供している。
・15 年10 月末の登録会員口座数は259 千口座、足元では毎月約3,200口座のペースで増加している。

◆ 16 年4 月期上期決算は営業利益横ばい
・16/4 期第2 四半期累計決算は、前年同期比17.4%増収、0.1%営業増益であった。同社の経営の屋台骨である物販事業の売上高は同14.0%増であった。販路別では、スマートフォン及び従来型携帯電話サイト経由の売上高が同151.5%増と大きく伸長した。
・同社の計画に対する達成率は売上高98.9%、営業利益96.9%であった。PB 機器売上高の伸び悩みと円安による原価高が影響した。

◆ 16 年4 月期業績予想
・16/4 期について同社は期初予想を据え置き、前期比16.7%増収、24.3%営業増益を見込んでいる。事業別売上高予想は開示していない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)も従来予想を据え置いた。15年11 月発刊のカタログ通販誌における価格改定による原価高の転嫁と、店舗設計事業及びその他ソリューション事業における採算性向上を見込んだためである。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は16/4 期の配当について、実施予定としながらも金額は未定としている。当センターは1株当たり配当金を年6.0 円と予想している。17/4 期以降についても増配が続くと予想している。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。