ドリームベッド(7791) 原材料価格の上昇には売価変更で対応し、23年3月期は増収増益を見込む
マットレスやベッドフレーム、ソファ、寝装品などのデザイン開発、製造、販売を行う
原材料価格の上昇には売価変更で対応し、23年3月期は増収増益を見込む
業種: その他製品
アナリスト: 佐々木 加奈
◆ 事業内容
・ドリームベッド(以下、同社)は、マットレス、ベッドフレーム、ソファ、寝装品などのデザイン開発、製造、販売を行っている。主な販売経路は「家具販売店向け」、宿泊施設を中心とした「商業施設向け」、自社で展開する店舗「ショップ/ショールーム」である。
◆ 23年3月期上期決算の概要
・23/3期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上高は前年同期比3.2%増の4,697百万円、営業利益は同0.6%減の224百万円であった。東京ショールームのリニューアル効果や高価格帯商品の販売好調などで「ショップ/ショールーム」が伸びて増収となった一方、原材料価格の上昇により小幅な営業減益となった。期初に公表した計画(売上高4,750百万円、営業利益294百万円)に対しては若干未達となった。
◆ 23年3月期の業績予想
・23/3期の会社計画は、売上高が前期比6.9%増の10,100百万円、営業利益が同15.7%増の750百万円である。同社は、原材料価格の上昇に対して売価変更で対応しており、通期では期初予想通り増収増益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)も前回予想を据え置き、23/3期の売上高を10,145百万円(前期比7.3%増)、営業利益を760百万円(同17.3%増)と予想している。
◆ 今後の事業戦略
・同社は、海外提携ブランドである「Serta」の認知度向上、ショールームの活用、生産性の向上、IT技術を活用して快眠を促すスリープテックへの取り組みなどに注力し、持続的な事業規模拡大を目指している。
・当センターでは、商品開発や製造についてのノウハウ及び効率的な生産体制が同社の強みと考えており、プロモーションの強化による「家具販売店向け」の伸長と「商業施設向け」の回復により24/3期以降も増収増益が続くと予想している。