インタースペース (2122 東証マザーズ)

2014/12/30

独立系のアフィリエイト広告大手
アフィリエイト広告のアジアでの展開に注力

業種:サービス業
アナリスト:馬目 俊一郎

◆ ストアフロントアフィリエイトが成長を牽引
・インタースペース(以下、同社)は、PC やモバイル向けのアフィリエイト広 告を主力事業としており、自社メディア運営も行っている。
・スマートフォンへの買い替え需要を追い風に、携帯電話販売店でアプリ をインストールするストアフロントアフィリエイトが同社の成長を牽引すると ともに、今後は東南アジアでのアフィリエイト広告に注力する方針である。

◆ 14 年9 月期はストアフロントアフィリエイトの好調で大幅増益
・14/9 期決算は売上高が前期比10.6%増の16,788 百万円、営業利益は 同31.9%増の780 百万円であった。ストアフロントアフィリエイトの伸長で 第3 四半期から連結した海外子会社3 社の赤字を吸収し、2 桁の営業増 益を達成した。

◆ 15 年9 月期の会社計画は投資先行で15.5%営業減益の見通し
・15/9 期の会社計画は売上高が前期比13.2%増の19,000 百万円、営業 利益は同15.5%減の660 百万円である。売上面ではインターネット広告 事業とメディア運営事業の伸長を見込むものの、利益面では先行投資 的な人員拡充と開発投資に加え、14/9 期の下期から連結された海外子 会社の赤字が期を通して、利益を圧迫する見通しである。

◆ 証券リサーチセンターは15 年9 月期の11.5%営業減益を予想
・証券リサーチセンターは、前回レポートで想定していなかった先行投資 と海外子会社の赤字を受けて業績予想を修正した。15/9 期は売上高 20,890 百万円→18,950 百万円(前期比12.9%増)、営業利益850 百万 円→690 百万円(同11.5%減)と予想する。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。