クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387 東証一部)

2014/11/14

レストランやフードコートの運営を主力にM&A で業容を拡大
中期的な注目点はSFP カテゴリーの新規出店と専門ブランドカテゴリーのM&A 戦略

業種:小売業
アナリスト:馬目 俊一郎

◆ レストランやフードコートの運営を主力にM&A で業容を拡大
・クリエイト・レストランツ・ホールディングス(以下、同社)は、商業施設内の レストランやフードコートの運営を主力に、M&A で居酒屋業態やラーメ ン業態を取得するなど、幅広い顧客層をターゲットに多様な外食事業を 展開している。
・同社は新規出店とM&A、アジア展開を骨子とした中期経営計画を公表 し、最終年度の17/2 期には売上高820.0 億円、経常利益61.0 億円を目 指している。中期的には既存店が好調なSFP カテゴリーの新規出店と専 門ブランドカテゴリーのM&A 戦略に注目したい。

◆ 15 年2 月期上期はM&A 効果で18.8%経常増益
・15/2 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高が前年同期比 40.7%増の335.3 億円、経常利益は同18.8%増の27.6 億円であった。 14/2 期に買収したSFP 社並びにイートウォーク社、新規連結の香港子会 社や14 年5 月買収のYUNARI 社の寄与に加え、SFP 社における新規 出店の前倒しなどが寄与した。

◆ 同社は15 年2 月期初計画を据え置き
・上期実績が想定内で推移したことから、同社は期初に策定した通期計 画を据え置いた。15/2 期業績見通しは、売上高が前期比27.6%増の 670.0 億円、経常利益は同26.4%増の48.0 億円である。

◆ 証券リサーチセンターも従来予想を継続
・証券リサーチセンターは上期の状況から従来予想を継続し、15/2 期は売 上高が前期比25.1%増の657.0 億円、経常利益は同23.8%増の47.0 億 円を見込む。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。