ジェイグループホールディングス(3063 東証マザーズ)

2014/11/14

15 年2 月期上期は店舗数拡大による増収とコスト管理強化により営業黒字へ転換
今後も積極的な店舗展開により2 桁成長を持続させる方針

業種:小売業
アナリスト:柴田 郁夫

◆ 名古屋を地盤に和食居酒屋を直営展開
・ジェイグループホールディングス(以下、同社)は、名古屋を地盤に「芋 蔵」、「ほっこり」など、居酒屋業態を主力として53 業態125 店舗(FC7 店舗を含む)を展開している(14 年8 月末現在)。
・積極的な店舗数拡大と飲食事業を軸とした事業領域の拡充により売 上成長を加速する一方で、課題となっているコスト管理の強化を図るた め、本部管理への転換等による構造改革に着手した。

◆ 15 年2 月期上期決算は大幅な増収で営業黒字転換
・15/2 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、売上高6,701 百万円(前 年同期比21.1%増)、営業利益63 百万円(前年同期は39 百万円の損 失)と大幅な増収となり、営業黒字転換した。
・前期出店分の業績寄与の他、新規出店及びM&A による上乗せによ り大幅な増収となったことに加えて、コスト管理の強化が採算性改善に 繋がった。

◆ 15 年2 月期通期でも大幅な増収及び営業黒字への転換を見込む
・同社は、15/2 期について、売上高13,500 百万円(前期比18.2%増)、 営業利益220 百万円(前期は63 百万円の損失)を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、前回レポート(14 年5 月 発行)において、売上高予想を同社と同水準とする一方、利益予想に ついては同社よりも低めに見積もっていたが、採算性改善に一定の成 果が確認できたことから、利益予想も同社と同水準に引き上げた。

◆ 中期業績予想
・当センターは、15/2 期利益予想の増額修正と同時に、前回レポートの 中期業績予想も修正した。売上高予想に変更はないものの、利益予想 の水準を引き上げた。
・店舗数拡大が同社の中期的な成長を牽引し、17/2 期までの売上高成 長率は年率11.8%、営業利益率も緩やかに改善するものと予想した。

>>続きはこちら(1.01MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。